【第2回】すべてに”選ばれる”を冠した学術企画――大会の見どころと準備の裏側
「選ばれる職種」というテーマのもと準備が進む第61回日本理学療法学術研修大会。今回は大会の具体的な見どころと、準備を進める中で見えてきたチームの熱量について伺った。
具体的にどんな企画が進んでいるんですか?
僕がテーマを言ったら、学術の方が色々考えてくれているんです。もうすごく広がってます。「選ばれる理学療法士たちの症例発表」「選ばれる職種であり続けるためのワークショップ」「選ばれる職種になるための基礎シリーズ」として運動器・がん・神経系・内部障害の研修会もある。あとはトップキャリアの先生方や海外で活躍中の先生による座談会、未来の理学療法士に求められる理想像についての講演なんかもありますね。
全部に「選ばれる」が冠されてるんですね。これ、すごいですね。
嬉しいですよね。僕は細かく指示したわけじゃなくて、「選ばれる職種」って投げたらどんどん広げてもらってるんですよ。急激な変化の時代の中で、医療技術の発展やデジタル化の影響もある。知識やスキルにとどまらず、先進的なデバイスの活用や多職種との連携というところまで加えてもらっています。
基礎シリーズも面白いなと思いました。改めて基礎に立ち返るというか。会長ご自身は理学療法士の”基礎”ってどう考えていますか?
かなり難しい質問だなと思いますけど(笑)。やっぱり動作分析と筋力の評価ですよね。そこがベース。30年臨床やってきてトピックスはだいぶ変わってきたけど、やっぱりそこが軸です。動作分析で始まって動作分析に終わるじゃないですけど、そこからスタートしていくっていうところかなと。
30年の臨床の中でも揺るがない軸があるんですね。一番の推しポイントはやっぱりコンセプトの統一ですか?
まさにそれが推しポイントですね。その中でどういう内容にするか、学術の方は大変だったと思うんですよ。でもそれを考えていただいたことが推しです。僕が基本方針を出した後にバーッと企画が出てきた時に、「全部関連付けた学術企画、すごいな」と。テーマの持つ思いを汲んで企画してくれてる。この一貫性ですね。
準備は大変じゃないですか?
大変というか、楽しいですね。
楽しい、ですか(笑)。具体的にどういうところが?
みんなが同じ温度で動いてるんですよ。「あ、そういう考えが出るんだ」「こういう企画も出るんだ」って。なんでしょうね、ハーモニーじゃないですけど、どんどん音が重なっていくようで、居心地がいいんですよね。しかも今回、準備委員長の遠藤先生が県士会の執行部メンバーじゃないところからも人を集めてくれて。まだまだ人材いるなっていう。また新しい出会いができたなと思います。
準備のプロセス自体が「出会いの場」になっていますね。最後に、参加を考えている方に伝えたいことはありますか?
シンプルに言うと、「選ばれる職種」というテーマに同じ温度で奮起している福岡県の会員が作った学術研修大会なんです。それを味わってほしい。損はさせないという自信がありますし、これからの時代で必要なキーワードの中で考え抜いた結果です。存分に味わってほしいなと。この福岡の地で。
やっぱり会場に来てほしいですよね。
いろんな事情がある方もいるのでね。でも対面の良さは改めてここ数年で感じてますから。ぜひ来てほしいです。
コンセプトの統一、新たな人材の発掘、そしてチーム全体の熱量。準備のプロセスそのものが「選ばれる職種」を体現していた。最終回では、西浦会長のキャリア観と”ジユウニハタラク”に迫る。

大会の詳細・参加登録は公式サイトをご確認ください。事前参加登録も始まっております。ぜひこの機会に福岡へお越しいただき、現地での交流を含めて大会をお楽しみください。皆さまのご参加をお待ちしております。
Profile
西浦 健藏
第61回日本理学療法学術研修大会 大会長
福岡県理学療法士会会長
医療法人社団俊聖会 甘木中央病院
リハビリテーション室室長


