「変える」を恐れない思考

5年目まではしてないですね。その間頑張ってこれたのも、師匠がその病院にはいたんで、お医者さんなんですけど、湯の児式装具を作った人です。5年目超えたら、やっとその師匠が名前を覚えてくれたんですよ。5年目の時に「あんたはもうよくやってるから、ちゃんと自分の分野を見つけて楽しくやりなさい」と言われたんで、そこから人をめちゃめちゃ巻き込むようになりましたね。

最初は教育どころではなく、現場の臨床力を向上させることに注力しました。その後、仲間を作り、臨床力を上げる環境を整えました。

自分がやりたいことがあるなら偉くなるしかないなって考えてました。組織における立ち位置をどんどん上げていったっていうのが1番強いですね。だからちゃんと組織に認められるような人間になるっていうのを1番心がけてやっていました。
それで徐々に職位が上がって、職位があがれば抱える仲間も増えるじゃないですか。自然といろんなことができるようになって、今に繋がった感じです。

基本的な考え方として、最低限のリハビリテーションを提供できる教育をしたいっていうのがありました。管理職に就いた際には、組織全体の教育体制や給与の透明性が課題でした。例えば、給与制度ではラダー形式を導入し、スタッフが自分の努力次第で評価される仕組みを作りました。また、教育制度においては、技術面、基礎面、専門面といった3つの領域に分け、スタッフの成長を総合的にサポートする形を整えました。